タイトルを見てピーンときた方!
京極夏彦ファンですね!!
私もファンです(握手)
昔からあのぶっとい背表紙は気になっていたのですが、いやあまりにも太いでしょ…と思って敬遠し続けてた京極夏彦作品を先月辺りから読みはじめてみました。
まず、何が一番オススメかな〜ってググってみたら「順番通りに読めやボケ」とみんな書いてます(そんな乱暴ではないです)
出版の順番通りに読まんかったら後悔することになるんですって!
呪われるんかな…恐る恐る、やだなやだな〜怖いな怖いな〜長いな長いな〜と思いながら、そぉ〜っと姑獲鳥の夏を開いてみたんです…
そしたら!
めちゃくちゃめちゃくちゃ面白い!だいぶ進んだのに一向に事件現場へ行かない(笑)
ブログタイトルの言葉は主人公の京極堂がよく言うセリフです。心霊や不思議と思われる事件を紐解いて白日の元に晒したり晒さなかったりします。
どハマりしました。姑獲鳥の夏にはじまり、魍魎の匣、狂骨の夢、鉄鼠の檻…
現在7作目の陰摩羅鬼の瑕を読んでいます。
それぞれにテーマがあって、今まで読んだ中では鉄鼠の檻が一番好きですね。禅宗がテーマとなっていました。
どこでのお話しかは忘れてしまいましたが、不思議というのは自分が知らない事だから不思議なのだよ、と。知ってしまえば不思議ではなくなる。
ま、そうだよね。分からない事は怖いし、無理に分かろうとして自分の知っている範囲の知識で構築したら訳のわからないお化けが出来上がったりしてね。
そういう思い込みでどれだけ自分の世界を歪にしてしまっているか…
そして、なぜ順番通りに読まなきゃならんのか。
1作目で出てきた人物が後のストーリーで出てきたりするのです。そういうのがいっぱいあるので、ぶっとい本を1冊読んでふぅ〜と息をついていてはいけないのです!
シリーズぜーんぶ地続きなんです!!
クッッソ長いストーリーなんですよ奥さん!!古本屋で80円で売ってたりするので買ってみて(良い子のみんなは新本を買おうね)
京極堂シリーズの順番
1.姑獲鳥の夏(うぶめのなつ)
2.魍魎の匣(もうりょうのはこ)
3.狂骨の夢(きょうこつのゆめ)
4.鉄鼠の檻(てっそのおり)
5.絡新婦の理(じょろうぐものことわり)
6.塗り仏の宴 宴の支度(ぬりぼとけのうたげ うたげのしたく)
7.塗り仏の宴 宴の始末(ぬりぼとけのうたげ うたげのしまつ)
8.陰摩羅鬼の瑕(おんもたきのきず)
9.邪魅の雫(じゃみのしずく)
まだまだあるけど、とりあえずここまで