ニャンデスが最近、制作販売しております「アート缶」(缶アート?)の作り方を大公開いたします!
これさえ見れば、誰でも簡単にアート缶が作れますので、是非最後までご覧ください。
まず、アート缶とは?
スチール製の缶ケースにアクリル絵の具で着彩したものです。

スチール缶に直接、アクリル絵の具を塗っただけでは、絵の具が剥がれてしまう可能性があります。
なので、下地やカバーするニスが大事になってきます。
用意するもの

・スチール缶
・サンドペーパー(180番くらいの粗いもの)
・金属・ガラス用プライマー(下地処理剤)
・ジェッソ
・アクリル絵の具、筆、水入れ等(彩色用具一式)
・仕上げ用保護ニス
①下地作り、その1
まずは、スチール缶の表面をサンドペーパーで傷をつけます。彩色する部分のみに施します。

この後に塗るプライマーの定着をよくするための工程です。絶対ではないですが、剥がれ防止のために施しています。
サンドペーパーの粉や油分を拭うために、アルコール入りのウェットティッシュで表面を拭き取ります。

金属・ガラス用プライマーを筆で薄く塗ります。
↑ホルベインのプライマーを使用しました。
金属やガラス、プラスチック等の水分を吸収しない素材に使用する下地処理剤です。
こちらは1〜2回塗り(私は1回塗りです)
1日以上乾燥させてから、次の工程に移ります。
②下地作り、その2
アクリル絵の具の乗りをよくするためと、発色をよくするためにジェッソを塗ります。
↑ホルベインのジェッソを使用しました。
薄塗りで、ムラのないように塗ってください。
ここで凸凹に塗ると、後々ずっと画面の凹凸に響きますので…
乾燥時間は約20~50分です。
③彩色
いよいよ!ここからは、アクリル絵の具でお好きなように彩色していってください!
鉛筆で下絵を描いてもいいですね。ご自由に。
剥がれるリスクを減らすためにも、厚塗りは避けましょう。

アクリル絵の具を乾燥させます。乾燥時間はご使用になられた絵の具の説明書をご覧ください。
今回使用したのは、リキテックスのアクリル絵の具。こちらの完全乾燥時間は72時間です。
リキテックスはプロも使用する発色と耐久性のある絵の具です。私のオススメ画材!
④仕上げ
画面の保護のために、ニスを塗ります。
↑リキテックスのサテンバーニッシュを使用しました。
サテンは半ツヤ仕上げになります。他にはツヤツヤ仕上げや、マット仕上げ、UV加工がされたものなど、沢山の種類がありますので、ご自身の作品に合った仕上げ剤を選んでください。


ニスは泡立ちやすいので、注意しながら塗りましょう。
1度目を薄く塗り、24時間乾燥させてから2度目を塗ります。保護強度のためにも二度塗りがオススメです。
完全乾燥させたら完成です!!
ニスの保護力は強く、乾燥後にコインでゴリゴリ擦っても絵の具は剥がれませんでした!
もちろんそのような使い方はしないでほしいですが…
※個人の作成方法です。必ずこの方法が正しいわけではないことをご了承ください。
この方法で損害が出ましても、責任は負いません。
各自の判断でご参考になさってください。

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